御園の里の田園徒然草

親から引継いだ小規模な田畑を耕作し、米と野菜をほぼ自給自足している中山間地域の住人です。 無理をしない田舎暮らしの様子を書き記しています。

農薬

稲用の農薬をJAから受け取ってきました。以前から使っている殺虫剤と除草剤です。おそらく殆どの農家も同様の農薬を使っている筈です。
害虫と雑草のどちらも厄介ですが、復元と言う意味では雑草の方が厄介です。害虫が稲を食い米が収穫出来なかったとしても、翌年殺虫剤を使えば被害は無くならないとは言わないまでも少なくとも減る筈です。一方、雑草は一旦はびこると後に戻すのは非情に大変です。特に稗(ヒエ)は、稲より背が高く実りも早いため種が周辺に飛散し易いのか、取り除かないと翌年にはあっと言う間に生え広がります。稲ではなく稗が一面に生えている田をちょくちょく見掛けますが、こうなれば刈取りも拒否されます。
雑草が生長すると除草剤は効かず(効く除草剤は稲も枯らしてしまう)、取り除くためには手で抜き取らなければなりません。 水に浸った広い田の中で雑草を引き抜くのは手間の掛かる重労働であり、体力も気力も無くなります。
無農薬は理想ですが、米作りを続けるには農薬に頼らざるを得ません。とは言っても、家族(特に孫)のために減農薬に務めています。かつて8月に散布していた殺菌殺虫剤の使用は止めました。畔の雑草には除草剤を使わず草刈り機で草を刈っています。今後どの農薬をどれ程減らせる試して見たいと思っています。

殺虫剤です。

除草剤です。